古代の日本語はどのような言語だったのか。万葉集、古事記などの文字記録のなかに古代日本語の痕跡をさぐる。古代日本語の来た道を、日本最古の日本語文献である万葉集などから探る。





[古代日本語の来た道]

第1話 古代日本語の来た道

第2話 日本語のルーツをたどる

第3話 文字時代のはじまり

第4話 漢字で外国語を書く方法

第5話 カナ以前の日本語

第6話 やまとことばのなかの借用語

第7話 古代の声を聞く

第8話 万葉集に「やまとことば」の源流を探る

第9話 古事記を解読する

第10話 日本語の語源

第11話 やまとことばはクレオールである

[古代日本語の解読]

第12話 邪馬台国は「やまと」である

第13話 神代とはいつの時代か

第14話 天皇のおくり名

第15話 古地名のなかの日本語

第16話 日本はなぜジャパンなのか

第17話 日本国憲法の日本語を解剖する

第18話 五十音図の来た道

第19話 五十音図のなかの外来音

第20話 いろは歌の誕生

[万葉集の日本語]

第21話 万葉人の言語生活

第22話 柿本猨とは誰か

第23話 万葉集は解読されていない

第24話 万葉集は解読できるか

第25話 万葉集を解読する

第26話 万葉集は誰が書いたか

第27話 万葉集は中国語で書かれているか

第28話 対訳万葉集

第29話 文字文化の担い手・史(ふひと)

第30話 万葉集のなかの外来語

第31話 万葉集の成立を考える

[文字時代以前の日本語]

第32話 マンモスハンターのことば

第33話 縄文時代の日本語

第34話 稲作文化の伝来と日本語

第35話 弥生時代の日本語

第36話 金印の国「奴国」とは何か

第37話 魏志倭人伝の日本語

第38話 古墳時代の日本語

第39話 飛鳥時代の日本語

第40話 地名はことばの遺跡である

第41話 JR駅名の旅

[漢字文化圏のことば]

第42話 北京看板考

第43話 中国の国語教科書

第44話 美国漢字地名

第45話 漢字紳士録

第46話 ソウル街角ウオッチング

第47話 朝鮮漢字音の特色

第48話 朝鮮半島の漢字文化

第49話 文選読みの話

第50話 日本語のなかの朝鮮語

第51話 現代中国語と韓国・朝鮮語

第52話 北京音・朝鮮語音・日本漢字音

第53話 ベトナム漢字音の痕跡

[漢字の読 み方]

第54話 漢字に漢字でカナをふる

第55話 唐詩の韻を読み分ける

第56話 言語学者カールグレンの卓見

第57話 声近ければ義近し

第58話 中国語音(声母)の変化

第59話 中国語音(韻母)の変化

[弥生時代 の日本語]

第60話 弥生音の痕跡

第61話 弥生音の特色

第62話 やまとことばのなかの中国語

第63話 国語学者亀井孝の反論

第64話 国学の伝統

第65話 やまとことばは純粋か(1)

第66話 やまとことばは純粋か(2)

第67話 やまとことばは純粋か(3)

[古事記の日本語]

第68話 『古事記伝』を読む

第69話 本居宣長の古事記解読

第70話 古事記解読の方法

第71話 漢心をすすぎさる

第72話 古事記はやまとことばで書かれているか

第73話 古事記は日本書紀とどう違うか

第74話 古事記はどのようにして成立したか

第75話 記紀万葉時代の日本語

第76話 大国主とは誰か

第77話 記紀のなかの朝鮮語の痕跡

[日本語のかたち]

第78話 キリシタン宣教師の日本語研究

第79話 ジョン万次郎の英会話

第80話 沖縄語入門

第81話 ケセン語入門

第82話 大槻文彦の語源研究

第83話 日本語の基層~からだをあらわすことば ~

第84話 新井満の『自由訳 般若心経』

第85話 外国人に日本語を教えてみると

[日本語の系統]

第86話 日本語の系統論

第87話 日本語とアイヌ語

第88話 『アイヌ神謡集』を読む

第89話 日本語と朝鮮語

第90話 日本語とタミル語

第91話 日本に一番近い南島のことば~チャモロ 語~

第92話 台湾原住民のことば

第93話 比較言語学の方法

第94話 言語の起源はひとつか

第95話 言語の類型

第96話 クレオール誕生

第97話 日本語の座標軸

[聖書のことば]

第98話 はじめにことばありき考

第99話 朝鮮語訳の聖書

第100話 モンゴル語訳の聖書

第101話 中国語・英語の対訳聖書

第102話 アイヌ語訳の聖書

第103話 チャモロ語訳の聖書

第104話 タミル語訳の聖書

第105話 ビルマ語訳の聖書

第106話 日本語と近いことば・遠いことば

[「やまとことば」のなかの中国語からの借用語]

第107話 日本語の古層

第108話 弥生音の特色

第109話 古代日本語の音韻構造

第110話 中国語韻尾音の転移

第111話 訓読み漢字の語源

第112話 古代中国語音の復元

第113話 借用語音の転移

第114話 古代日本語を解読する

[「やまとことば」再考~改訂版『古事記傳』の試み]

第115話 改訂版『古事記伝』の試み

第116話 「やまとことば」はどこから来たか

第117話 古代中国語音の再構

第118話 神とは何か

第119話 弥生時代の「やまとことば」

第120話 古事記歌謡の復元

第121話 朝鮮語音の影響

第122話 やまとことば再考

[「やまとことば」の成立~万葉集に古代日本語の痕 跡を探る~]

第123話 万葉集の来た道

第124話 万葉集のはじまり

第125話 万葉人の声を聞く

第126話 弥生音の痕跡

第127話 古代中国語音の復元

第128話 江南音の影響

第129話 朝鮮半島からの道

第130話 やまとことばの成立

[弥生時代の日本語の痕跡を求めて]

第131話 古代日本語私記

第132話 『日本書紀』の解読

第133話 『古事記』の解読

第134話 『万葉集』の解読

第135話 日本漢字音・呉音と漢音

第136話 万葉集の漢字音・和音と弥生音

第137話 柿本人麻呂の日本語世界

【よ みがえる八世紀の日本語】

第138話 古代日本語の漢字音

第139話 古代日本語には母音が八つあった

第140話 古代日本語の復元

第141話 柿本人麻呂の日本語世界

【漢字の海へ】

第142話 漢字検定に挑む

第143話 四文字熟語の世界

第144話 部首を探す

第145話 虹はなぜ虫偏なのか

第146話 韓流ドラマに学ぶ朝鮮語

第147話 小学校1年生の「こくご」

第148話 日本語は乱れているか

[コンピュータは日本語を理解できるか]

第149話 日本語ワープロの発明

第150話 自然言語と人工言語

第151話 話しことばと書きことば

第152話 ことばにとって意味とは何か

第153話 自動翻訳機械は可能か

[ことばの明治維新~漢学から洋学へ~]

第154話 吉川幸次郎と『新唐詩選』を読む

第155話 良寛禅師の言語生活

第156話 夏目漱石の言語生活

第157話 『明暗』の日本語を解剖する

第158話 森鴎外の言語生活

第159話 『渋江抽斉』の日本語を解剖する

[古代日本語語源字典]

第160話 古代日本語語源字典序

第161話 古代日本語語源字典 索引

第162話 あ・われ(我)の語源

第163話 いか(如何)の語源

第164話 うぐひす(鶯)の語源

第165話 おく(奥)の語源

第166話 かがみ(鏡・鑑)の語源

第167話 かた(肩)の語源

第168話 かみ(神)の語源

第169話 き(黄)の語源

第170話 くがね(黄金)の語源

第171話 くも(雲)の語源

第172話 けふ(今日)の語源

第173話 こめ(米)の語源

第174話 さす(紗)の語源

第175話 さけ(酒)の語源

第176話 さやけし(清)の語源

第177話 しづか(静)の語源

第178話 しむ・そむ(染)の語源

第179話 すごろく(双六)の語源

第180話 せき(関)の語源

第181話 た(田)の語源

第182話 たて(楯・盾)の語源

第183話 ちり(塵)の語源

第184話 つどふ(集)の語源

第185話 とき(時)の語源

第186話 とら(虎)の語源

第187話 な(汝)の語源

第188話 なみ(浪)の語源

第189話 ぬれる(濡)の語源

第190話 は(歯)の語源

第191話 はな(花)の語源

第192話 ひ(火)の語源

第193話 ふさぐ(塞)の語源

第194話 へび(蟠)の語源

第195話 ほとけ(仏)の語源

第196話 ま・め(目)の語源

第197話 まふ(舞)の語源

第198話 みなもと(源)の語源

第199話 むぎ(麦)の語源

第200話 めぐる(廻)の語源

第201話 や(矢)の語源

第202話 ゆふ(夕)の語源

第203話 りきし(力士)の語源

第204話 わに(鰐)の語源

第205話 古代日本語と中国語(子音編)

第206話 古代日本語と中国語(母音編)

[源 氏物語を読む]
か なの発明によって 日本語は日本語独自の文字体系を持つようになった。「源氏物語」は仮名文字の発明によって生まれた文学である。かなの発明によって日本語はどう変わった か

第207話 ひらがなの発明

第 208話 桐壺の巻を読む

第 209話 帚木の巻を読む

第210話 雨夜の品定め~帚木~

第211話 馬の頭(かみ)の女性観~帚木~

第212話 賢い女について~帚木~

第213話 空蝉の巻を読む

第214話 夕顔の巻を読む

第215話 町屋の朝~夕顔~

第216話 夕顔の死~夕顔~

第217話 若紫の巻を読む

第218話 末摘む花の巻を読む

第219話 紅葉賀の巻を読む

第220話 青海波の舞の夕べ~紅葉賀~

第221話 琴の調べ~紅葉賀~

第222話 花の宴の巻を読む

第223話 葵の巻を読む

第224話 賢木の巻を読む

第225話 花散里の巻を読む

[終章]

第226話 「日本語千夜一夜」中締め

[小学校「こくご」教室]

小学校の国語教科書から日本語を考える

第 227話 1年生の「こくご」

第228話 かなづかいを学ぶ

第229話 1年生で習う漢字

第230話 小学校で習う漢字

第231話 学校の「国語」と社会の「日本語」

第232話 書きことばの変遷

第233話 国語改革の歴史

第234話 漢字文化圏の教科書

第235話 漢字が亡びるとき

[日 本の漢字音]

第236話 呉音と漢音はどう違うか

第237話 日本漢字音と中国語漢字音のあいだ

第238話 日本語にない漢字音

第239話 漢字は表音文字である

第240話 漢字文化圏の漢字音

第241話 日本書紀は誰が書いたか

第242話 和語と漢語のあいだ

第243話 やまとことばの原像

第244話 やまとこと ばの 親戚探し

[万葉集の来た道]

第 245話 万葉集の日本語世界

第 246話 万葉集のなかの中国語

第 247話 万葉集のなかの朝鮮

[NEW][万葉集以前の日本語]

第248話 本居宣長の日本語観

第249話 神代とはいつの時代か

第250話 「邪馬台国」は「やまと」である

第251話 日本語の系統論

[「やまとことば」の成立]

第252話 万葉人の言語生活

第253話 柿本人麻呂とは誰か

第254話 文字文化の担い手・史(ふひと)

第255話 柿本人麻呂の「ことば」世界

[漢字文化圏のなかの日本語]

第256話 万葉集のなかの外来語

第257話 音と訓の類似

第258話 カールグレンの卓見

[や まとことばとは何か]

第259話 古代日本語の特徴

第260話 人体名称の日本語

第261話 弥生時代の借用語

第262話 日本国憲法を解剖する

第263話 日本語の親戚を求めて

第264話 日本語のルーツ

[万葉集の来た道]

第265話 同源語~古代中国の漢字音~

第266話 弥生音~「やまとことば」の古代中国語~

第267話 万葉語辞典・あ行

第268話 万葉語辞典・か行

第269話 万葉語辞典・さ行

第270話 万葉語辞典・た行

第271話 万葉語辞典・な行

第272話 万葉語辞典・は行

第273話 万葉語辞典・ま行

第274話 万葉語辞典・や行


第275話 万葉語辞典・ら行

第276話 万葉語辞典・わ行

第277話 参考文献など